こんにちは。幡ヶ谷わくしま歯科です。
私たちは渋谷区・幡ヶ谷の地域密着型歯科医院として、子どもから高齢の方まで、さまざまなお口の悩みに向き合ってきました。
今回は、ご高齢の患者さんにとって特に重要な「入れ歯(義歯)」に関する最新の研究をご紹介します。
なんと、入れ歯をしっかり使い続けている人のほうが、長生きする可能性が高いという結果が出ているのです。
補綴物(ほてつぶつ)と寿命の関係とは?
東京科学大学の研究グループが、日本全国の高齢者約4万8千人を最大9年間にわたり調査した結果、
入れ歯などの補綴物を使用していた人の方が、生存率が高かったという報告がありました。
たとえば歯が10本未満の人では…
- 入れ歯を使っていた人:生存率 71.0%
- 入れ歯を使っていなかった人:生存率 61.0%
しっかり噛めることで、食事・会話・外出・表情といった“生活の質”を支え、
その結果として、健康寿命が延びていると考えられています。
「使ってこそ意味がある」入れ歯のチカラ
入れ歯をお持ちでも、「最近あまり使っていない」「外すことが増えてきた」という方はいらっしゃいませんか?
合わないまま放置していると、
- 噛めない → 食が細くなる
- 会話が減る → 人付き合いが億劫になる
- 表情筋を使わない → 認知機能や体力にも影響
など、さまざまな“負の連鎖”が起きることがあります。
入れ歯は「作ったあとがスタート」です。
定期的な調整や使い心地の確認をしながら、しっかり使い続けることがとても大切です。
幡ヶ谷でも、安心して義歯治療を
幡ヶ谷わくしま歯科では、保険診療・自費診療ともに入れ歯治療に対応しています。
一人ひとりのお口に合った義歯設計と、長く使い続けられる調整フォローを大切にしています。
「入れ歯が合わない」「使うのがつらい」とお悩みの方も、お気軽にご相談ください。
“噛む”という当たり前のことが、健康を守る力になります。
> 義歯治療
※参考文献
Matsuyama Y, Aida J et al.
Association between dental prosthesis use and mortality among older Japanese adults: A 9-year longitudinal study.
Journal of Prosthetic Dentistry, 2025年6月6日号掲載